マダニ感染症で今年初の死者 熊本県球磨郡の84歳女性

熊本日日新聞 | 2021年06月16日 18:23

 熊本県は16日、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染した球磨郡在住の無職女性(84)が、13日に死亡したと発表した。県内で死亡が確認されたのは今年初めて。

 SFTSはウイルスを保有するマダニを介して感染。6~14日の潜伏期間を経て、発熱や嘔吐[おうと]、下痢などの症状が出る。致死率は6~30%。

 県健康危機管理課によると、女性は4日に発熱。10日に意識障害で救急搬送され、入院先で容体が急変して亡くなった。マダニにかまれた痕は見当たらないが、15日に県保健環境科学研究所の検査で、陽性が確認された。

 SFTSが届出対象疾患となった2013年以降、県内の死亡確認は6人目。今年の感染者は6人確認されており、すでに過去最多だった昨年に並んだ。

 県は「マダニが多く生息する森林や草地では長袖、長ズボンを着用し肌の露出を避け、かまれているのに気付いても無理に引き抜こうとせず、病院で処置してほしい」と呼び掛けている。(志賀茉里耶)

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