労災死傷者2千人超 20年、熊本労働局まとめ

熊本日日新聞 | 2021年06月11日 19:50

 熊本県内で発生した2020年の労働災害の死傷者数(休業4日以上)は2079人(うち死亡者10人)で、過去20年で最多だった01年の2081人(27人)にほぼ並んだことが、熊本労働局のまとめで分かった。

 県内の労災死傷者数は、熊本地震があった16年以降、増加傾向にある。熊本労働局によると、20年は、19年の1972人に比べ5・4%増えた。新型コロナウイルス感染症に罹患[りかん]した83人を除いても1996人に上った。

 年齢別では、60代以上が655人で最も多く、50代の479人と合わせると全体の半数以上を占めた。

 業種別では、保健衛生業が372人で最多。新型コロナ対応で、福祉施設職員などの負担が増えたことが原因の一つと考えられるという。次いで製造業の368人、建設業の315人、商業の281人、運輸交通業の216人が続いた。

 事業所の規模別では、50人未満の小規模事業場が1347人で6割以上を占めた。

 死亡者10人は、前年より5人減少。業種別では、建設業が6人、製造業、農業、畜産業、清掃などがそれぞれ1人だった。

 死傷者数が2千人を超えたことを受け、熊本労働局は11日、熊本市西区の合同庁舎で対策会議を開催。県建設業協会や県商工会連合会などオンラインを含めて参加した17団体に、木下正人局長が労災事故防止の徹底を要請した。(澤本麻里子)

記事アクセスランキング

  1. ${ranking.title}

※アクセス数(24時間以内)を元に集計

フォローする

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • youtube
  • note