「村長のパワハラでうつ病に」 水上村職員、賠償求め提訴 熊本地裁人吉支部

熊本日日新聞 | 2021年06月11日 07:32

水上村長からのパワハラ被害を訴える原告の男性職員=10日、熊本市中央区

 首長のパワーハラスメント行為でうつ病になり、休職を余儀なくされたとして、熊本県水上村の男性職員(53)が10日、村と中嶽弘継村長(66)に計約525万円の損害賠償を求める訴訟を熊本地裁人吉支部に起こした。

 訴状によると、男性は公用車の運転手で中嶽村長の送迎を担当。村長によるパワハラ行為は2016年6月ごろ始まり、対向車の村民にあいさつしなかったとして男性を再三叱責[しっせき]したほか、出張先でトイレ休憩を認めないなど嫌がらせを繰り返したとしている。

 20年2月にはマスクを着けて運転する男性に「マスクをしていることが分からん」などと絡み、「懲戒にする」「辞令出す。切る」と脅したという。

 男性は20年4月にうつ病と診断され、同6月から休職。「村長と2人だけの車内で、継続的にパワハラが行われ、強度の苦痛とストレスを受けた」と主張している。

 男性は熊本市内で会見し、「ほかにも悩んでいる職員や村民がいる。私が最後の被害者になり、安心して働ける職場になってほしい」と訴えた。

 提訴を受け、中嶽村長は「指摘されたパワハラを行った認識はない。今後、裁判で事実関係を明らかにしていく」とのコメントを出した。(熊川果穂)

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