熊本の音楽シーンで存在感 ”独立系”バンド「Shiki」 新阿蘇大橋でのライブが話題に

熊本日日新聞 | 2021年06月03日 16:00

熊本を拠点に活動し、注目を集めるバンド「Shiki」(写真はいずれもランド提供)
両A面シングル「Underneath/ドラマチック」のジャケット

 熊本県出身・在住の男女3人が2017年に結成したインディーズバンド「Shiki(シキ)」。心地よいメロディーと透明感のある優しい歌声が若い世代の心をつかむ。今年7月にはセカンドアルバムをリリースし、全国ツアーも予定。3人にこれまでの歩みと意気込みを聞いた。

 メンバーは、ボーカルのakari=アカリ=(24)、ギターのyusei maeda=ユーセイ・マエダ=(29)、ベースのsugimoto=スギモト=(27)。ドラム奏者はおらず、3人が奏でる生音とソフトで作成した音源を調和させるスタイルをとる。「街の雑踏や水の音などの効果音も盛り込め、自由度の高い曲作りができる」とスギモト。

 結成のきっかけは、スギモトがツイッターに書き込んだ「曲を作るから誰か歌詞をつけて」との一言だった。米国留学中のアカリが反応し、データのやり取りだけで作り上げたのが、ファーストアルバムにも収録の「BLUE WHALE」だ。

 帰国後、共通の知人であるマエダを誘い、スタジオで演奏。ライブ配信したところ、視聴者から「生で見たい」との声が届く。それに後押しされる形で、バンドとしてのスタートを切った。「遊びのような感覚で始まった」と3人は笑う。

 今年は熊本市のアーティストスポット事業で、熊本博物館プラネタリウムとコラボしたPR動画を発表。4月には阿蘇ロックフェスティバルの関連企画で、開通前の新阿蘇大橋を舞台にしたライブ映像が話題に。ほかにもテレビ番組「くまモン部長がやってきた!」(KKT、毎週金曜夕)で主題歌を担当するなど、地元音楽シーンでぐんぐん存在感を増している。

 6、7月に熊本と福岡で臨むワンマンライブは既にチケットが完売。7月にはセカンドアルバム「Hue」をリリース。東京、大阪などへのツアーも予定している。今後は「海外ツアーも視野に活躍の場を広げたい」と3人は意気込む。

 東京や福岡の音楽フェスへの出演も増えているが、あくまで軸足を置くのは熊本。地元とのつながりが「最大の強み」というスギモトは「熊本だからこそ実現できることも多い。やりきったと思えるまで地元で走りたい」と力を込める。「今はどこから発信しても知ってもらえる」とも。

 コロナ禍では演奏の場が激減。配信ライブにも出演したが、やはり「生の音楽を全身で味わってほしい」との思いは強い。「今は準備期間と思ってコツコツと努力を重ねます」とアカリは前を見据えた。(枝村美咲)

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