水俣病認定審査会長に内野誠氏 死去した岡嶋氏の後任

熊本日日新聞 | 2021年05月16日 19:40

県水俣病認定審査会の会長に新任した内野誠氏
死去した岡嶋透氏の後任として内野誠氏を会長に選んだ県水俣病認定審査会=16日、熊本市中央区

 熊本県水俣病認定審査会(委員9人、専門委員13人)は16日、2002年から会長を務めて今月7日に死去した岡嶋透氏の後任に、くまもと南部広域病院(熊本市南区)院長の内野誠氏(75)=神経内科=を選んだ。

 熊本市中央区の水前寺共済会館で会合を開き、出席委員8人による互選で新会長を選出。全会一致で内野氏に決まった。

 内野氏は1982年から審査会委員。02年以降は副会長として岡嶋氏を支えた。新しい副会長には、熊本内科病院(熊本市中央区)の院長で委員の伊津野良治氏(神経内科)を選んだ。正副会長とも任期は2年。

 この日の会合では、認定申請した50代以上の男女15人(県内10、県外5)の審査もあった。

 審査会は公害健康被害補償法に基づく機関。患者認定を県に申請した人の検診結果や汚染魚の摂取状況などの調査結果を参考に、水俣病かどうか審査する。知事は審査会の答申を踏まえ、認定か棄却か決定する。

 4月末現在、県内の患者認定は1790人、棄却は延べ1万3109人。審査が現在の運用となった15年7月以降の認定は5人となっている。知事の決定がなされていない申請者は347人。このうち21人は死亡し、11人は申請から10年以上が過ぎている。(堀江利雅)

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