熊本銀、2年ぶり黒字 3月期決算、倒産少なく損益改善

熊本日日新聞 | 2021年05月15日 14:01

2021年3月期決算を発表する熊本銀行の野村俊巳頭取=14日、熊本市中央区

 ふくおかフィナンシャルグループ(FG)の熊本銀行が14日発表した2021年3月期決算は、純損益が46億8400万円の黒字(前期は19億2600万円の赤字)だった。黒字転換は2年ぶり。

 新型コロナウイルス関連融資や住宅ローンが増加。前期は、不良債権処理額など与信費用の算定を厳格化したため赤字だったが、今期は倒産が少なく、与信費用の取り崩しが発生し損益が改善した。

 経常収益は前期比3・7%増の237億7600万円。投資信託の販売が堅調だった。本業のもうけに当たる実質業務純益は、9・9%増の56億1800万円。

 貸出金の期末残高は16・4%増の1兆8815億円。コロナ関連融資は949億円(約4900件)に上った。預金の期末残高は9・7%増の1兆5792億円。

 会見した野村俊巳頭取は「顧客本位の営業に注力した結果だ。取引先の事業再生や事業承継、ビジネスマッチングなどを支援していく」と話した。

 22年3月期は、経常収益は減益(数字は非公表)、純利益は33億円で減益の見通し。

 福岡銀行などを含むふくおかFGの連結決算は、経常収益が3・0%減の2747億5400万円。純利益は、前期に十八銀行との経営統合による特別利益を計上した反動で59・6%減の446億4700万円だった。22年3月期は純利益500億円と増益を見込む。(中原功一朗、宮崎達也)

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