JR九州、最終赤字189億円 21年3月期、コロナ影響

熊本日日新聞 | 2021年05月13日 11:00

新型コロナウイルスの業績への影響について話すJR九州の青柳俊彦社長=12日、福岡市

 JR九州は12日、2021年3月期連結決算を発表した。純損益は189億8400万円の赤字(前期は314億9500万円の黒字)だった。新型コロナウイルスの影響による大幅な減収が響き、16年の株式上場以来、初の赤字となった。

 売上高は前期比32・1%減の2939億1400万円で、2年連続の減収。コロナによる減収の影響額を1135億円と試算した。

 事業ごとの売上高は、新幹線と在来線を合わせた鉄道運輸収入が48・2%減の763億2500万円と半減。鉄道以外も、流通・外食が50・8%減と大きく落ち込んだ。不動産・ホテルは11・7%減にとどまり、コロナの影響は受けたものの、11月に宮崎駅に「アミュプラザみやざき」が開業した効果などが寄与した。

 22年3月期の連結業績予想は売上高が3442億円、純利益が129億円で増収、黒字に転換。ワクチン接種が進むことで、鉄道運輸収入がコロナ禍前の7割まで回復することを見込んでいる。

 福岡市で会見した青柳俊彦社長は「景気回復の時期や程度は依然として不確実性が高く、厳しい経営環境が続く。鉄道事業を中心としたコスト削減や、物流など新たな事業モデルの創出を進める」と話した。(宮崎達也)

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