熊本県、荒尾・玉名にも6日から時短要請 福岡からの人流増懸念

熊本日日新聞 | 2021年05月04日 20:30

 熊本県は4日、新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりしている有明保健所管内(荒尾市、玉名郡市)で酒類を提供する飲食店に対し、6日から19日にかけて午後9時までの営業時間短縮を要請すると発表した。県内の時短要請は、既に4月29日から実施中の熊本市中心部に続いて2カ所目になる。

 感染拡大の著しい福岡県が6日から飲食店などへの時短要請を同県全域に広げることを受け、県境を越えて熊本県側への人流が増えるのを防ぐ狙い。

 蒲島郁夫知事は4日の新型コロナ対策本部会議で「福岡県大牟田市は荒尾市などと生活圏が一体。新たな対策が必要で、今が勝負どころだ」と強調した。

 有明保健所管内は4月中旬から感染者数が急増。直近1週間(4月25日~5月1日)は62人に上り、県内の保健所別では熊本市の227人に次いで多い。人口10万人当たりは同じ週に39・8人で、熊本市の30・8人を上回り県内トップになっている。

 時短要請の対象は荒尾、玉名、玉東、南関、長洲、和水の2市4町で、午後9時以降も営業している居酒屋やカラオケ店、バーなど約500店。要請に応じた場合、売上高などに応じ中小企業に1日当たり2万5千~7万5千円、大企業(従業員50人超など)には最大20万円の協力金を支払う。

 国の飲食業支援策「Go To イート」は、同地域で午後9時以降の利用を制限するよう農林水産省に要請する。

 5、6日に県内で予定されている東京五輪の聖火リレーは、既に熊本市の公道での実施を見合わせた以外に変更はない。蒲島知事は「熊本市以外は沿道が密になる可能性は低い。感染防止対策の徹底を呼び掛けていく」と述べた。

 時短協力金の電話相談はTEL096(333)2828。9日までは土日祝日を含め午前9時から午後5時まで対応する。(内田裕之)

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