ロシア、おとり無人機の使用増加 英国防省が分析「半数以上」

共同通信 2024年12月29日 16:33
 26日、ウクライナ・トレツク近郊でロシア軍の無人機警戒に当たるウクライナ兵(ゲッティ=共同)
 26日、ウクライナ・トレツク近郊でロシア軍の無人機警戒に当たるウクライナ兵(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】英国防省は29日までに、ロシア軍がウクライナに対し、攻撃能力を持たない安価で低性能の「おとり」の無人機の使用を増加させていると発表した。攻撃型の無人機が防空システムを突破するため、低性能機を編隊飛行させて迎撃ミサイルを浪費させる戦術で、最近は半数以上がこうした低性能機だとしている。

 23日の発表によると、9~11月にロシアが使用した無人機の50~60%はおとりの無人機だった。ほとんどは爆発物を搭載していないが、中には最大5キロの爆発物を載せたものもあるという。

 英国防省はおとり無人機の使用目的について「ウクライナ側の防空のための労力を増やし、時間の経過とともに疲労を蓄積させる(ことで防空システムを突破する)ことだ」と説明している。

 ウクライナメディアによると、おとり無人機はロシアがウクライナで攻撃のために使用しているイラン製無人機「シャヘド」に比べてはるかに小型だが、構造に類似性が見られ、ウクライナの防空システムでは見分けが付きづらいという。

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