佳子さま30歳に 被災者の安心を願い
秋篠宮家の次女佳子さまは29日、30歳の誕生日を迎えられた。この1年は約80件の行事に足を運び、国民との交流を深めた。宮内庁によると、能登半島地震や各地の災害で被災した人々を心配し、安心して暮らせるようになることを心から願っている。災害時を含め、社会のために力を注いでいる人々に敬意と感謝を持っているという。
能登半島地震を巡っては、1月に出席した「聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」で受賞者の石川県輪島市の蒔絵作家と懇談し、お見舞いを伝えた。総裁を務める日本工芸会の展覧会視察で10月に金沢市を訪れた際は、被災者の健康を気遣った。
公務で障害者と触れ合う場面も多かった。6月に東京都内であったダンスイベントは、ダンスと演奏に合わせてポンポンを振り、出演者と一緒に楽しんだ。8月は福島県で障害のあるボーイスカウトらのキャンプ大会に参加し、夕食の配膳を手伝った。
手話を使った公務を続けるほか、全日本ろうあ連盟で非常勤嘱託職員として週2日ほど勤務する。
外国訪問は5月、外交関係樹立125周年に際してギリシャを公式訪問した。
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