屋久島町長、事故「再発防止を」 オスプレイ墜落から1年

共同通信 2024年11月29日 20:54
 米空軍CV22オスプレイの墜落現場付近の海岸に設けられた事故を悼む記念碑=29日午後、鹿児島県・屋久島
 米空軍CV22オスプレイの墜落現場付近の海岸に設けられた事故を悼む記念碑=29日午後、鹿児島県・屋久島

 鹿児島県・屋久島沖で米空軍輸送機CV22オスプレイが墜落し、搭乗の8人全員が死亡した事故の発生から1年となった29日、同県屋久島町の荒木耕治町長が報道陣の取材に応じ「二度と事故が起きないように、対策をしてほしい」と述べた。米側へ飛行ルートなどの情報公開を引き続き求めていくとした。

 荒木町長は、島の一部が世界自然遺産であり、観光業がなりわいになっていることに触れ「まさかオスプレイが近くを飛んでいるとは思っていなかった。懸念は完全には払拭されていない。影響がないようにしてほしい」とも話した。

 町には米軍が、搭乗員の名前を記し、肖像を掲げた記念碑を設け、慰霊祭が同日、開かれた。搭乗員の遺族ら約80人が参列、事故発生時刻に合わせ午後2時40分ごろ、黙とうをささげた。

 米空軍のリチャード・シーザー大尉は「記念碑は追悼だけでなく、米側と屋久島の住民との絆を象徴するものでもある」と語った。

 中谷元・防衛相は閣議後記者会見で「引き続き地元のみなさまに十分配慮し、安全確保に万全を期していきたい」と述べた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧