大飢饉の悲劇「忘れない」 ウクライナ、今も抑圧と克服

共同通信 2024年11月24日 05:54
 大飢饉の犠牲者を追悼する記念碑を訪れたキーウ市民ら=23日(ロイター=共同)
 大飢饉の犠牲者を追悼する記念碑を訪れたキーウ市民ら=23日(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナで23日、旧ソ連のスターリン政権下の1932~33年、数百万人が亡くなった大飢饉(ホロドモール)の犠牲者を追悼する日を迎えた。首都キーウの記念碑を訪れた市民は「ウクライナは抑圧と克服を繰り返している。悲劇を忘れないことが次の勝利につながる」と訴えた。

 ホロドモールはウクライナ語で「飢餓による殺害」の意味。スターリン政権はウクライナの農民から穀物を強制徴発し、飢餓を招いた。ソ連時代はタブー視され、政権は証拠を隠蔽。犠牲者は400万人以上とされる。

 記念碑にろうそくを供えたナタリア・ポズニャクさんは「家族でホロドモールについて語ることすら許されなかった」と語った。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧