米、長距離兵器は容認せずか ウクライナに1兆円支援

共同通信 2024年9月27日 10:46
 バイデン米大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=26日(AP=共同)
 バイデン米大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=26日(AP=共同)
 26日、ウクライナのゼレンスキー大統領(左)と握手するハリス米副大統領=ワシントン(AP=共同)
 26日、ウクライナのゼレンスキー大統領(左)と握手するハリス米副大統領=ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン、キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談した。ワシントン・ポスト紙によると、米国製の長距離兵器によるロシア領内への攻撃容認を求めたが、バイデン氏は認めなかった。バイデン氏は「現在も未来もウクライナを支え続ける」と述べ、約80億ドル(約1兆1560億円)の軍事支援を実施すると伝達した。ゼレンスキー氏は対ロシア戦争の「勝利計画」の詳細を説明し、協力を求めた。

 AP通信によると、バイデン氏は22~116キロ先の標的を狙える空対地の精密誘導爆弾の供与を決めたものの、ウクライナが求めている長射程には及ばない。ゼレンスキー氏は会談冒頭「勝利するにはバイデン氏の決意が極めて重要だ」と述べていた。 

 ホワイトハウスによると、両首脳は勝利計画について、実務者レベルで検討を重ねることで一致した。バイデン氏がウクライナの防衛支援を協議する50カ国以上の首脳級会合を10月12日にドイツで主催するのに合わせ、勝利計画を巡る議論の進捗状況を点検する。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧