日本企業、冷める対中投資意欲 景気減速に治安懸念が追い打ち

共同通信 2024年9月25日 19:18
 男子児童が通っていた日本人学校前に果物を供える人=25日、中国広東省深セン市(共同)
 男子児童が通っていた日本人学校前に果物を供える人=25日、中国広東省深セン市(共同)

 【台北共同】中国広東省深センで日本人学校の男子児童が刺殺された事件は、現地に展開する日本企業にも大きな衝撃を与えた。景気減速や現地企業の台頭で事業環境が厳しさを増す中、追い打ちをかけるように治安上の懸念も増大し、対中投資意欲がさらに冷え込むのは避けられない情勢だ。

 「中国で事業を行う上で、地理的に近く行き来しやすい利便性と、治安の良さが大きな利点だったが、今は二つともなくなった」。中国に長く駐在する日系商社幹部は今回の事件へのショックを隠さない。中国政府は日本人向けの短期滞在のビザ免除再開にも応じておらず、出張者の往来にも支障が生じている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧