デブリ採取装置取り出しへ 東電、カメラ異常を調査
東京電力は19日、福島第1原発2号機での溶融核燃料(デブリ)取り出し作業のため、原子炉格納容器内に挿入した釣りざお式の採取装置を格納容器の外に戻し、装置のカメラを調べると明らかにした。作業はカメラの映像を遠隔操作室に送れなくなり、17日に中断している。
デブリが残る格納容器内部は極めて放射線量が高く、作業は遠隔操作になるため、カメラ映像は不可欠となる。
デブリの取り出しは2011年3月の事故後初めてで、廃炉に向けた重要工程だが、これまで3回延期されている。今回の作業も8月に装置を押し込むパイプの並べ順を間違えたことが判明したことに続き、2回目の中断となっている。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
再稼働4年でプール上限 柏崎原発の使用済み燃料
共同通信 -
デブリカメラ異常、高線量影響か 中断前の格納容器底部の画像公開
共同通信 -
H2Aロケット打ち上げ成功 情報収集衛星「レーダ8号機」
共同通信 -
核燃料、初の中間貯蔵開始 東電柏崎原発使用済み69体搬入
共同通信 -
世界の技術革新、日本13位 中印が10年間で急上昇
共同通信 -
使用済み燃料きょう搬入 国内初、青森の貯蔵施設へ
共同通信 -
国内8活火山を重点評価へ 岩手山や桜島、政府調査委
共同通信 -
琵琶湖、猛暑で最も早く無酸素に 湖底生物の死や環境影響懸念
共同通信 -
気候変動対策は経済変革の扉開く 国連事務局長、産業界に行動促す
共同通信 -
次の小惑星は「トリフネ」 はやぶさ2、26年通過観測
共同通信