「伊勢えび祭り」今年もうまか 天草市のホテル・旅館17施設で始まる
「天草伊勢えび祭り」が天草市の旅館やホテル17施設で開かれている。漁解禁に合わせ、旬のイセエビを味わえる宿泊プランで旅行客をもてなす。12月29日まで。
各施設は、お造りやみそ汁、焼き物などイセエビ料理3品以上を含むメニューを用意。1人1泊2食付き1万7500円からで、食事のみ(1万1千円~)を提供する宿もある。昨年は1万937人が利用し、約2億100万円を売り上げた。
今回は国内の旅行客だけでなく、台湾などアジア圏からの訪日客をターゲットにするという。8月22日には、同市本渡町のホテルアレグリアガーデンズ天草で試食会があり、旅行関係者など4人が舌鼓を打った。
台湾積体電路製造(TSMC)が進出する菊陽町職員の男性(70)=熊本市北区=は「繊細な味でおいしい。訪日客にも天草のイセエビを食べてもらい、味の交流が広がればいい」と笑顔で話した。(鬼束実里)
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