木葉駅包む優しい音色 玉東町、ピアノ設置「自由に弾いて」

熊本日日新聞 | 2020年12月06日 16:00

点灯されたクリスマスツリーのイルミネーション(左奥)を背に、思い思いに「駅ピアノ」を弾く来場者=玉東町

 熊本県玉東町のJR木葉駅に4日、誰でも弾くことができる「駅ピアノ」が設置された。同日夜、イルミネーションが始まった駅前広場でお披露目コンサートがあり、町民らが優しい音色に酔いしれた。

 ピアノは、新型コロナウイルスの影響で6月に閉店したうたごえ喫茶「ふらっと」(熊本市中央区)にあったアップライト。同町の常連客の女性が譲り受け、町に寄贈した。

 町地域おこし協力隊員の白石孝明さん(39)と永田麻衣さん(38)が、駅ピアノとしての活用を企画。イラストレーターでもある永田さんが「いろんな人が好きな時間に、木の葉が舞うように自由に弾いてほしい」とピアノの側板などに、駅名にちなんで町特産のハニーローザやミカンの葉を黄金色で施した。町によると、県内の駅ピアノは湯前町、南阿蘇村に続き3例目。

 この日のコンサートには約300人が集まり、ピアノに親しむ中高校生や町職員ら5人がクリスマスメドレーやドビュッシーの名曲などを演奏。来場者も次々と鍵盤に向かい、主婦の亀尾優香さん(33)は「いつもと違う場所で弾くのは開放感がある。また弾きに来たい」と話した。

 ピアノは、木葉駅に隣接する待合室「交流サロンこのは」に置かれ、月~土曜の午前7時~午後6時に開放。5メートルのクリスマスツリーで彩るイルミネーションは27日まで、午後5時半~11時に点灯する。(熊川果穂)

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