競輪選手、新市街「バンク」疾走 熊本競輪場再開前イベント
熊本地震での被災を経て20日にレースを再開する熊本競輪場(熊本市中央区)のPRイベントが14日、中央区のサンロード新市街であり、熊本を拠点に活動する競輪選手らがアーケード内を疾走した。
8年ぶりのレース再開に向けて機運を高めようと、公益財団法人JKA(東京)が主催。熊本市が共催した。
アーケード内に50メートルの直線コースを設置。プロ、アマチュアの2部門で総勢14人が2人ずつ競い、優勝者を決めた。目の前を一瞬で通過する選手たちに観客から歓声が上がり、ゴールした選手たちは拍手に手を上げて応えていた。
ロンドン、リオデジャネイロの両五輪に連続出場した中川誠一郎選手(真和高出)も参加。20日のレースに出場予定で「熊本競輪場で走るまでが復興だと思いここまでやってきた。自転車競技がもっとメジャーになるよう盛り上げていきたい」と意気込んだ。
ロードバイクが趣味という古田智之さん(25)=中央区=は「子どもの頃、夏祭りを楽しんだ記憶がある競輪場で再開するレースを、生で見たい」と心待ちにしていた。(上村彩綾)
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