ミサイル迎撃率が大幅低下 ウクライナ、4月は30%

共同通信 2024年5月14日 05:22
 極超音速ミサイル「キンジャル」を発射するロシア戦闘機ミグ31のビデオ画像。ロシアのテレビが報じた(AP=共同)
 極超音速ミサイル「キンジャル」を発射するロシア戦闘機ミグ31のビデオ画像。ロシアのテレビが報じた(AP=共同)

 【キーウ共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は13日、ロシアのミサイルをウクライナが迎撃した割合が大幅に低下していると報じた。最近6カ月の迎撃率は46%で、その前の6カ月の73%から27ポイント低下した。今年4月は30%にとどまった。空軍の発表データを分析したという。

 米国の軍事支援が長期にわたって停滞し、防空システムや迎撃用ミサイルの不足に苦しんでいることが背景にある。米国は本格的な軍事支援を再開しており、状況が改善する可能性はある。

 同紙によると、ロシアが最近6カ月で発射した無人機とミサイルの数は、その前の6カ月と比べて45%ほど増加した。無人機は最近6カ月で2628機発射され、ほぼ倍増した。

 弾道ミサイルの発射数は33発から114発、極超音速ミサイル「キンジャル」と極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」は計27発から計46発に増加。地対空ミサイルのS300やS400は、今年に入って計175発が発射された。

 弾道ミサイルの迎撃率は10%にとどまり、S300とS400は1発も迎撃できなかった。

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