熊本市中心部の人出、年間通して減少 スマホ位置情報分析

熊本日日新聞 | 2021年02月20日 19:30

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う2020年1月1日以降の熊本市中心部(通町筋)の人出をスマートフォンの位置情報を基に調べたところ、昨年2月の感染拡大前に比べて人出は年間を通して減少していたことが分かった。一方、今月17日までの熊本県独自の緊急事態宣言の発令期間中は、昨年4~5月の国の緊急事態宣言時に比べると、減少幅は小さかった。

 ソフトバンク子会社「Agoop(アグープ)」の提供データを利用。国が定義する感染拡大前(20年1月18日~2月14日)と、国の緊急事態宣言期間中(国宣言中=県内は4月16日~5月14日)、県独自の緊急事態宣言期間中(県宣言中=21年1月14日~2月17日)を中心に増減を調べた。

 感染拡大前との比較では、休校措置などが伴った国宣言中は58・9%減で、県宣言中は35・9%減。夜間(午後8~11時台)に限定すると国宣言中が75・1%減で、県宣言中は60・8%減と夜間の減少が目立った。

 また平日は国宣言中が49・1%減で県宣言中が31・6%減、休日は国宣言中が72・7%減で県宣言中が44・8%減だった。全般的に平日に比べて、休日の減少幅の方が大きかった。

 国宣言中と県宣言中を比較すると、県宣言中が平日で34・5%増だったのに対し、休日は101・7%増で2倍の人出になっていた。

 全期間中の推移では、5月の宣言終了後に人出は急速に増え、6~7月にピークを迎えている。県内で大規模クラスターが相次いだ7月下旬から8月には一時人出が減少したが、県内でも「Go To イート」が始まった昨秋ごろから人出が多い傾向が続いた。

 また昨年の元日より人出が少ない日が、5月の大型連休中を中心に計12日あった。

 両宣言中は、その他の期間に比べると一定の減少がみられた。(江崎正弘、寺本幸大、原大祐)

 ◇新型コロナ関連の指標を集めた熊日電子版の「データで見える 熊本県内感染状況」に、熊本市中心部の人出の推移を追加しました。データは随時更新しています。

熊日電子版「データで見える熊本県内感染状況」
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