iPS細胞から軟骨組織 大きな欠損の治療に期待
京都大や佐賀大のチームは、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って軟骨組織をつくることに成功したと10日までに発表した。軟骨の細胞塊を接着させると数日で融合するため、大きく欠損した軟骨の治療に将来つながる可能性があるという。軟骨は損傷すると関節痛などの原因となるが、修復が難しい。
チームは骨や軟骨に分化する能力がある幹細胞の一種「間葉系幹細胞」をiPS細胞から作製。間葉系幹細胞に特殊な化合物を添加することなどで、段階的に軟骨組織に分化させた。
マウスに移植して経過を8週間観察。石灰化して骨のようになることもなく、軟骨としての性質を維持していた。
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