接種逃した世代への勧奨急務 子宮頸がんで報告書
国立がん研究センターは2日、ヒトパピローマウイルス(HPV)が引き起こす子宮頸がんの国内の現状や予防策をまとめた報告書をウェブサイトで公表した。同センターの片野田耕太データサイエンス研究部長は「子宮頸がんはワクチンと検診によって予防できる。積極的勧奨の中止で接種を逃してしまった世代への対応が急務だ」と呼びかけている。
報告書では、子宮頸がんの死亡率が減少傾向の諸外国に対し、国内では横ばいが続いているデータを紹介。1990年前後には英国やオーストラリア、米国よりも低かった日本の死亡率が現在は上回っていると指摘した。罹患率も増加傾向で、近年は特に20~40代の若年層が増えている。
KUMANICHIPICK
くまにちレコメンドPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「医療」記事一覧-
後発薬、業界再編求める報告書案 安定供給へ集中改革期間
共同通信 -
AIで胃がん進行度合い判断 高精度達成、年内実用化へ
共同通信 -
頸動脈の塊から微小プラ 脳卒中4倍、伊の研究チーム発表
共同通信 -
感染症の行動計画案を了承 医療逼迫時に緊急事態宣言
共同通信 -
新型手術支援ロボット用いて成功 助手2人分1台で、名市大病院
共同通信 -
マイナ不可「通報」文書問題なし 河野氏、保険証利用巡り
共同通信 -
患者と医師「女性同士」が有益 東京大など調査、死亡率など低く
共同通信 -
気候変動、労働者7割に健康被害 ILO推計、保護の必要性指摘
共同通信 -
ヒルドイド、10月に自己負担増 保湿薬、医療費抑制で厚労省
共同通信 -
0歳男児、ジェット機で搬送 1例目、石川から愛知へ
共同通信