被爆者ゲノム初解析へ、放影研 加齢に伴う突然変異への影響調査
日米共同で運営し広島市、長崎市に拠点がある放射線影響研究所(放影研)は1日、オンラインで記者会見を開き、放射線被爆による健康影響を調べるため、被爆者から提供を受けた生体試料のゲノム(全遺伝情報)の解析を初めて実施すると明らかにした。加齢に伴って発生する遺伝子の突然変異について、メカニズムの解明を目指す。
研究計画では、血液をつくる造血幹細胞の細胞分裂で突然変異が起き、遺伝子が変化した細胞が増殖する「クローン造血」現象が対象。クローン造血は加齢によって起こり、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めることが判明しており、被爆の影響の有無を調べる。23年度末の着手を見込む。
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