脳死疑い報告制度の創設を 臓器移植議連が提言

共同通信 2023年5月31日 12:27

 脳死が強く疑われる患者の情報を、医療機関が日本臓器移植ネットワークに早期に報告する制度の創設などを求める提言を、臓器移植に関する議員連盟が取りまとめたことが31日、分かった。加藤勝信厚生労働相に提出する。

 ネットワークによると、移植を待つ患者は国内に約1万6千人いるとされるが、実際に移植を受けられるのは年に400人ほど。制度は潜在的な臓器提供者(ドナー)候補の把握につながる可能性がある。

 ドナー候補の情報共有を求める声は医療関係者からも上がっており、厚労省は導入に向け検討を進める。

 提言では、移植の調整役を担う臓器移植コーディネーターの増員や、普及啓発の検討なども求めた。

KUMANICHIPICK

くまにちレコメンド
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「医療」記事一覧