生活保護費の減額取り消し 静岡地裁、全国11件目
生活保護費を引き下げたのは個別の事情を考慮するよう求めた生活保護法に違反するとして、静岡県内の受給者6人が静岡、浜松、袋井、掛川の各市に減額取り消しを求めた訴訟の判決で、静岡地裁(菊池絵理裁判長)は30日、「厚生労働相の判断には裁量の逸脱か乱用が認められる」として、減額処分を取り消した。
同様の訴訟は29都道府県で起こされた。一審判決は21件目で、原告側勝訴は11件目。
原告側は生活保護の基準額の減額で生活が著しく困窮し、「健康で文化的な最低限度の生活」を送れなくなったと主張していた。
厚労省は2013~15年、基準額を平均6・5%引き下げ、計670億円を削減した。
KUMANICHIPICK
くまにちレコメンドPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「社会」記事一覧-
「核使われてはならない」 米国連大使が長崎初訪問
共同通信 -
京急運転士、安全装置に細工 眠気で非常ブレーキ作動恐れ
共同通信 -
「残業削減につながらず」 教員有志、中教審案を批判
共同通信 -
震度6弱で負傷者15人に 休校1校も再開へ
共同通信 -
原料から他の2物質を確認 紅こうじ、国が分析し特定進める
共同通信 -
自民長谷川氏に祝電送付 北海道、対応幹部をリスト化
共同通信 -
ミャクミャク像傷つけたか 団体職員を書類送検、大阪
共同通信 -
独立人権機関の必要性訴え アイヌ民族巡り日弁連
共同通信 -
気象庁、長時間の津波情報充実へ 不安軽減へ見通しや根拠提示
共同通信 -
教員給与50年ぶり増額へ 上乗せ分2・5倍以上、中教審案
共同通信