「耳で漢字覚えて乗り越えて」 文字の読み書き障害向け教材開発
文字の読み書きに困難を抱える子どもが漢字を楽しく覚えられるようにと、松山市の言語聴覚士木山幸子さん(44)が教材「耳からおぼえる漢字」を開発し、インターネットで無料公開している。耳で聞いて文字が浮かぶ例文を作成し、アナウンサーの経歴を生かして自ら読み上げた音声と組み合わせて使う。「社会生活を滞りなく送る上で、最低限必要な読み書きを確実に習得できる工夫を盛り込んだ」と活用を勧める。
読み書き障害(ディスレクシア)は、読む、書くの分野に困難を抱える学習障害(LD)の一種。文字がゆがんで見える、画数が多い文字を書くのが苦手、といった特徴がある。
木山さんはケーブルテレビ局でアナウンサーとして取材する中で出会った言語聴覚士に触発され、退職して資格を取得。教材は。昨年10月に小学1年生向けをネット投稿サイト「note(ノート)」に公開した。
例えば「早」の例文は「早く早退したい! 日よう日の十時までにかえりたい」。「はや」と「そう」の読み方に触れつつ、字を構成する「日」と「十」も入れた。
KUMANICHIPICK
くまにちレコメンドPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「社会」記事一覧-
栃木の2遺体焼損、実行犯は別 逮捕の男、都内に残留
共同通信 -
作家の知念氏に賠償命令 ツイッター投稿で名誉毀損
共同通信 -
パキスタン人男性に在特許可 日本滞在35年、仮放免中
共同通信 -
維新・足立議員に賠償命令 女性中傷「免責対象外」
共同通信 -
女性中傷、維新・足立議員に賠償命令
共同通信 -
司令部壕の中枢部で坑道確認 沖縄戦、県の発掘調査
共同通信 -
コロナ検査業務で過労死、妻提訴 会社側に1億1200万円請求
共同通信 -
加害者も被害者も生まない社会に 暴走事故遺族が訴え、京都
共同通信 -
市長アバターが英語発信 横須賀、AIで自治体初
共同通信 -
気象庁「全国予報中枢」を公開 統括オペレーションルーム
共同通信