キンカン使い新クラフトビール 熊本・山鹿市の「キラリブルワリー」 爽やかな甘みと程よい酸味
山鹿市方保田の醸造所「キラリブルワリー」は地元の農産物を使ったクラフトビールの開発に力を入れている。岳間茶を使用した第1弾に続き、キンカンを使った新商品も完成。山鹿の魅力の発信に一役買っている。
システム開発会社代表の森淳二さん(44)と妻のゆかりさん(44)が昨年2月にオープン。定番商品に加え、同7月に発売を開始した緑茶の香りや苦味を生かした「岳間茶IPA」は国産ビールの品評会で銅賞を受賞した。
キンカンは鹿北町岩野の栗山幸太さん(82)から「ぷちまる」を今年2月に仕入れた。種がなく、糖度が高いのが特徴。「爽やかな甘みに加え、酸味も程よく感じられ、飲みやすく仕上がった」と製造責任者のゆかりさん。
商品名は「金柑[きんかん]ペールエール」(瓶入り330ミリリットル=880円)。店頭販売を翌日に控えた16日、森さん夫妻は栗山さんに新商品を届けた。「規格外のキンカンも利用できるので、可能性が広がる」と栗山さん。森さんは「生産者に喜んでもらえるようノウハウを積み重ねたい」と話した。(本田清悟)
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