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熊本から世界に笑顔を 協力隊員だより

(100)避妊・感染症防止を指導 ガボン・「助産師」坂口結映(31)

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ブマンゴで実施した妊婦健診。訪れた母親に体調などについて問診する=3月
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 ガボンに来て1年9カ月。配属先の「フランスビル母子保健センター」を離れ、ブマンゴという村落を訪問しました。村の暮らしに以前から興味があり、現地にいる元同僚の助産師を訪ねたのです。村までは、オート・オグエ州の州都フランスビルから車で南へ2時間。半径500メートル四方の小さな村に、人口千人余りが暮らしています。

 村の小さな病院には分娩[ぶんべん]室もありましたが、車を持っている人がいないため、夜間に陣痛があったら移動できません。ほとんどの人は自宅で出産するとのこと。

 元同僚は村唯一の助産師。昼間は病院で妊婦健診や乳幼児健診を行い、夜中のお産があったら、産婦の家まで懐中電灯を片手に真っ暗な夜道を急ぎます。今回は一緒に、母親らの健診やお産の立ち会い、隣町での集団指導を体験しました。

 村に十分な入院設備はありません。妊婦や赤ちゃんが病気になったら州都の病院への入院が必要ですが、金銭的問題から難しい人が多いと元同僚は言います。また多産や若年妊娠によって学業が中断して仕事につけず、さらに金銭的に厳しくなるという悪循環に陥ることもあるそうです。女性や子どもの将来を守るためにも、避妊法や感染症に関する保健指導や啓発活動を普段から行っていくことが重要なのです。

 任期も残り3カ月。助産師の責任の重さを改めて実感した今回、少しでも多くの母親や子どもたちに、予防の大切さを伝えていきたいと思いました。(熊本市出身)



熊本日日新聞 2017年04月14日

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