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熊本から世界に笑顔を 協力隊員だより

(94)今、手にあるもので「生活改善」 マダガスカル・積奈津子(29)

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農村で、「生活改善」について説明する講習会。「セイカツカイゼン」と日本語を使っている=2月
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 アフリカ南東の沖に浮かぶマダガスカル。首都アンタナナリボの南にあるアンチラベで、生活改善に携わって早いもので1年が過ぎました。

 生活改善とはすなわち「ないから諦める」のではなく、「今、自分たちの手にあるもので何ができるかを考えること」でしょう。日々の暮らしだけでなく、人生そのものを向上させるきっかけになると考えています。現地で手に入る食材を使って栄養たっぷりの料理を作ったり、食材を加工したり、粘土とワラ、灰を使ってかまどを作ったりと、さまざまな講習会を通して、この理念を広めたいと格闘しています。

 「私たちは、自分たちの手にあるもので生活を良くしていくことを目標に、みんなで勉強しているのよ」。先日、一緒にグループ活動をしている村の女性が、周りの人にそう説明しているのを聞いて、胸がいっぱいになりました。

 この女性グループはとても積極的です。例えばニンジンのピクルス作りを教わった後、タマネギや唐辛子でも試してみたり、かまど作りを他の村民を巻き込んで実践してみたり。「言うは易[やす]く行うは難し」の生活改善で伝わらないことも多々ありますが、同じ方向を向いて歩いてくれている人がいる、そのことがとてもうれしかったのです。

 次のステップは、好評の野菜ピクルスをたくさん生産し、スーパーマーケットや展示会で売れるようにすること。彼女たちの現金収入向上につなげることが、次の目標です。(熊本市出身)



熊本日日新聞 2017年03月17日

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