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新生面

1月24日付 2017年01月24日

 何と19年ぶり、3代目若乃花以来の日本出身横綱の誕生だ。横綱審議委員会はきのう、大相撲初場所で初優勝した大関稀勢の里の横綱推薦を決めた▼稀勢の里は茨城出身の30歳。新入幕から横綱までの所要73場所は、昭和以降で最も遅い記録という。これまで何度も賜杯に迫りながら「ここ一番」に結果が出ず、大相撲ファンにため息をつかせてきた▼ただ、勝っても負けてもこの人の表情にはどこか味があって、目が離せないところがある。ひた向きに努力する人柄も魅力だ。先代師匠の故鳴戸親方は現役時代、「おしん横綱」と言われた隆の里。稽古を重ね綱とりを果たしたまな弟子に、泉下で目を細めているに違いない▼一時の人気低迷から盛り返した大相撲は将来有望な若手も増えた。十両ながら多彩な技で人気を集める宇良はその一人。13日目には「たすき反り」で白星を挙げた。たすきを掛けるように肩に乗せて後方に反り、巨漢の相手も倒す“珍手”だ▼スポーツ紙には昔のたすき反りのモノクロ写真も掲載されていた。1951(昭和26)年の栃錦-不動岩の一番。山鹿市の奇岩からしこ名を取った不動岩は熊本市出身で身長214センチ。戦前から戦後にかけ人気を集めた巨漢の元関脇だ。県内のオールドファンには懐かしい名前だろう▼現役の県出身者では新関脇の正代、新十両の力真[りきしん]は共に7勝8敗で涙をのんだが、佐田の海は8勝7敗と勝ち越した。郷土力士の星を勘定するのも大相撲の楽しみの一つだ。今年は忙しくなる予感がある。


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