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おかあさんの知恵 給食の献立に
旬の素材など栄養職員のアドバイスも |
●上小PTA「おしゃもじクラブ」上天草市●
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| おしゃもじクラブのアイデア給食「ダイコンクッキー」の出来栄えを確認する松本さん(中央)=上天草市大矢野町の上小
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| おしゃもじクラブのアイデア給食を楽しむ子どもたち。この日は切り干し大根のまぜごはんなどダイコンづくしのメニュー=上天草市大矢野町の上小 |
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| 給食のオリジナルメニューづくりでアイデアを出し合う上小おしゃもじクラブのメンバー=上天草市大矢野町の田端公民館 |
給食の献立づくりで食のバランス感覚を養う―。上天草市大矢野町の上小(中山豊茂校長)PTA母親部でつくる「おしゃもじクラブ」は二〇〇四(平成十六)年から、こんな取り組みを展開。内閣府の食育白書でも紹介されるなど、全国の注目を集めている。
「うちはモヤシをオイスターソースでいためるだけでご飯二杯食べるのよ」。一人が切り出すと”母の知恵”が飛び交い始めた。
「うちはニラ。ビタミンCが取れる」「タマゴ入れてみたら」「すりごまやナッツは。ビタミンEが取れる」「こんな豪華なの、家で食べんよ」と笑いが漏れる。
平日の夜、公民館で、母親十一人が給食の献立を考えていた。主食、主菜、副菜のアイデアを出し合う。同じような会合は月一度開かれ、アイデア献立は地域ごとに月一度、同小の給食に組み込まれる。
「レタスが旬ですね」「肉を少なく豆類を多く」。献立づくりに地産地消、旬の素材も意識させようと同小の栄養職員松本珠美さん(31)がアドバイスする。給食を仕上げると、母親を招いて試食会。知識を家庭に生かしてもらう狙いだ。
クラブを立ち上げたのは松本さん。同小の食育が始まった〇三年度、松本さんは給食だより発行などに取り組んだ。しかし「一方的な知識の『啓発』だった」と松本さん。「家庭と連携した取り組みで、食育を家庭に広げたい」と、「食の基本形」という給食を生かす活動を考えた。
家庭への波及効果が早速出ている。「家庭で給食の話題が上がるようになった。『カボチャは何の仲間か』などと子どもと話す」と保護者の宮崎京子さん(39)。一月の調査で毎日朝食をとる児童は95%。半年で7ポイント上がった。児童への指導に加え、松本さんが「おしゃもじ」の活動で朝食の必要性を訴えた成果だ。
「食材やはしの使い方など食卓での会話が食育になる。その動機づけを『おしゃもじ』でやりたい」と松本さん。「もっと多くの保護者が参加できる仕組みも考えたい」と話している。(高橋俊啓)
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| 熊本日日新聞2007年2月9日朝刊 |
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