食考くまもと2007
第5回 継続できてますか

 日赤熊本健康管理センターのヘルスアップコースを卒業して約一カ月。体験者の四人はダイエットを続けているだろうか。まさかリバウンドしてたりして…。最終回のテーマは「継続できてますか」。四人のその後を紹介する。(▼以下はスタッフのアドバイス)


■拓郎さん   (合志市、営業職、五十二歳)現状維持
 
砂取小の児童
イラスト・西島淳之介
目標達成…さらに「やる気」が

 八六キロあった体重を、三カ月のコース期間中に八一・五キロまで減らした拓郎さん。その後はさすがにペースが落ちて、体重の増減はなし。「腰を痛めてしまって、今は運動ができていない。でも食事のコントロールは続けている。早く腰を治して、一年後には七五キロを目指すぞ」と意気盛ん。

 これまでダイエットに挑んだことは十数回あったが、いずれも失敗していた。今回は見事に目標の四キロ減を達成。「やればできると確信した」。やせると体調が良くなり、さらにやる気が出てくるという好循環も。

 今後は運動量を増やすことが課題になる。「近所への買い物も車で出かけていたが、これからは歩く。ふだんの生活の中で、体を動かす機会をどんどん増やしていきたい」

 ▼食事の自己管理は順調のようですね。今後は、無理なく運動量を増やしていきましょう。
■おトン夫人  (熊本市、会社員、三十五歳) 〇・五キロ減
  無理しない作戦着実に成果出す

  毎日昼休みには二十分の散歩。野菜中心の弁当を持参して、大好きだった缶入り清涼飲料も飲んでいない。コースを終えても期間中と同じ生活を続け、四人の中で唯一、体重をさらに減らした。

 「やっと六二キロ台になった。欲を言えばあと一〇キロ減らしたい。急ぐとストレスがたまるので二、三年かけて、ゆっくりやっていく」

 今回の挑戦で合計四・五キロもやせた。「無理をしない作戦が成功した。運動も食事の制限も毎日少しずつ。それを続ければ成果が出ることが分かった」。今後も着実な歩みが続きそうだ。

 ▼順調そうですね。でも、筋力トレーニングを取り入れると、さらに効果的です。時間があればぜひ。

■えびすさん (熊本市、自営業、四十七歳)現状維持
 目覚めスッキリ検査数値も改善

 「もうアドバイスがもらえないので、今後続けていけるか不安。コース期間中に、もっと頑張ればよかった」と反省の弁。それでも毎日二回、体重を測定して用紙に記録。「太ったら、すぐに戻す」という生活習慣が身についた。体重は通算で二・九キロ減にとどまった。「でも、体調がすごく良くなった。以前は朝起きるのがつらかったが、今はスッキリと目覚める」。血糖値など血液検査の数値も改善し、「本当に参加して良かった。楽しかった」。

 ▼飲酒が好きな方なので、食べ過ぎには注意を。仕事の余裕が出たら、トレーニングルームにおいでください。


■猛虎さん (熊本市、公務員、五十二歳)現状維持
 昼は弁当に変えダイエット継続

 ひざ痛でウオーキングができず、さらに仕事の繁忙期と重なり満足な結果が得られなかった。「悔しい。残念。やる気はあったんだけど、体がついていかなかった」

 最近になって仕事も落ち着き、体の具合も良くなった。昼休みには三十分歩き、昼食も弁当に変えた。「ごはんの量は少ないけど、徐々に慣れてきた。この企画に参加できたことを、人生のターニングポイントにしたい」と、ダイエット継続を誓った。

 ▼期間中に忙しさが増し、精神的な負担も大きかったようです。でも、夜遅い食事を改善するなど、成果もあります。今後、頑張りましょう。


◇日赤のスタッフから 四人の体験者は、データや生活状況が公開されるという大きなプレッシャーの中での挑戦でした。それぞれ忙しい生活の中で、できることを見つけてダイエットに取り組みました。成果はさまざまですが、家族や職場の応援が励みになっていたようです。みなさんの明るい表情が印象的でした。=終わり

熊本日日新聞2007年6月13日朝刊

<食考 くまもと>
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