食考くまもと2007
第3回 運動しましょう

 今月のテーマは「運動」。おなかの脂肪と闘う四人は、体を動かせているのかなあ。(▼以下は日赤健康管理センターからのアドバイス)


■おトン夫人  (熊本市、会社員、三十五歳) 体重一キロ減=通算三・二キロ減
 食事の質を改善積極的に散歩も

  三月も順調だった。日課にしている昼休みの散歩のほかに、買い物は徒歩、休日には子どもと積極的に散歩に出かけるなど、運動を日常生活に組み込んでいる。月初めには一キロのリバウンドがあり、「暑い日が続き、アイスクリームを食べ過ぎてしまった」と反省。それでも運動量を無理に増やさずに、マイペースを維持している。「ダイエットは今後も続けるつもりなので無理は禁物」と堅実な歩み。最近は食事の質の改善にも取り組んでいる。主食は白米から雑穀米に、大好きだったジュースも麦茶に変えた。「慣れたらおいしい」と新たな発見もあった。

  ▼食事や運動量のコントロールが上手で、成果につながっています。主食を雑穀米に変えたのは、バランスや量のコントロールの面で大変よいことです。このままの調子で進めましょう。
■えびすさん  (熊本市、自営業、四十七歳) 体重一キロ減=通算一キロ減
砂取小の児童
イラスト・西島淳之介
  花粉症ひどくて悪戦苦闘

 「花粉症がひどくて屋外に出るのが苦痛。店の仕事でいすに座っている時間が長いし、腰痛もなかなか治らない」と運動不足の日々が続く。ばん回を狙って、三月末に日赤健康管理センターの運動ルームへ。機械を使って四十分ほど歩き、筋トレやストレッチもやった。「汗をかくのは気持ちがいい。でも、ここまで来るのがねぇ」。どうも習慣化するのは難しそうだ。

 食事面の改善は進んでいる。深夜に食べていた夕飯は、勤務の工夫で夕方に変更。量も腹八分に慣れてきた。一時は二キロ減ったけど…。「アルバイトの送別会でつい、食べ過ぎてしまった」。結局は一キロリバウンド。

 ▼腰痛には腹筋の強化やストレッチが有効。デスクワーク時は三十分に一度は腰を伸ばして下さい。一日十分でもいいので体を動かしましょう。ラストスパートです。
■猛虎さん (熊本市、公務員、五十二歳) 体重〇キロ減=通算一キロ減
 仕事で疲労感プール通えず

  三月は成果なし。「運動不足が原因」と自己分析する。夕食後に通う予定だった運動施設やプールには、残業や仕事の疲労感があって一度も行けなかった。四月には統一地方選があって、「さらに忙しくなる。どうやって運動を増やしたらいいのか」と悩みも漏れた。食事面の改善は進んでいる。「ゆっくり噛(か)んで食べる」はほぼ習慣化。晩酌の回数やお酒の量もぐっと減り、一時は一キロ減だったのだが…。「熊本工高の応援で甲子園まで行った。母校の勝利に気が大きくなって、食べ過ぎてしまった」。無念。

  ▼本人は焦りを感じているようですが、食習慣が改善するなど、よい傾向も見られます。残業が多い時は、特に食事時間や内容に注意しましょう。運動は疲労回復につながるストレッチ体操がお勧めです。
■拓郎さん  (合志市、営業職、五十二歳) 体重一キロ減=通算三・七キロ減
 急な運動が災い突然の腰痛襲う

 ハイペースの体重減が続く拓郎さん。三月も中旬までで二キロ減と順調だったが、好事魔多しの格言通り、思わぬ“敵”が現れた。急な運動が災いしたのか、突然の腰痛に見舞われて、それまで続けていたウオーキングを断念。さらに三人の子どもの卒業が重なって保護者の飲み会が急増、あっと言う間に一キロ増えた。それでも「飲み会の時にもカロリーを意識している」とダイエット意欲は高い。「腰痛が治まるまでは、食事を中心に頑張りたい」

  ▼摂取カロリーの調整が習慣化できています。腰痛が軽減するまで、食事中心の取り組みになりますが、継続できそう。残りの一カ月はあまり気負わずに、体重維持を心掛けましょう。


熊本日日新聞2007年4月13日朝刊

<食考 くまもと>
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun(C)熊本日日新聞社