食考くまもと2007
第1回 生活プラン作成

 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の改善を目指し、熊日の読者四人が日赤熊本健康管理センター(熊本市長嶺南)のヘルスアップコースに参加している。いずれもウエスト径が基準値を超え、血糖値などの血液データに不安を抱える人ばかり。これから三カ月間の挑戦ぶりを同センタースタッフが紹介する。今回は血液検査や体力測定で現状を確認。担当の保健師と話し合って生活改善プランを作成した。(参加者名は仮名)


■おトン夫人  熊本市、OL。三十五歳。一時はウオーキングダイエットに成功したが、出産後にリバウンド。「今回は無理せずに、ゆっくりと」
 ジュース控え魚食増やして

 ▼血清脂質とウエスト径が、少し基準を超えています。仕事や家事、育児に忙しく、健康づくりのための時間が不足しています。また、缶ジュースを毎日二本も飲まれていました。

 今後はジュースは控えましょう。昼休みに十五分の散歩や、休日にはトレーニング施設に通うなど運動量も増やします。育児中なので家族の協力が必要でしょう。夫が肉食好きということですが、食事から肉類を減らし魚類を増やします。「頑張ります」と意欲十分でした。
■えびすさん  熊本市、自営業。四十七歳。元高校球児のスポーツマンも今は運動不足。「最近おなかが出てきたし、体調も良くない。健康な体を取り戻したい」
 歩数計付けて運動量を意識

 ▼メタボリックの診断基準すべてに該当。動脈硬化などの血管障害の危険があります。外見は肥満型に見えませんが、内臓脂肪は基準の二倍超。典型的な隠れ肥満です。結果を見た本人も「そんなに高いのか」とショックのようでした。

 自営業なので食生活が不規則。飲酒も適量の二倍以上でした。まず、歩数計を付け毎日の運動量を意識することを提案しました。自宅から職場まで徒歩で通勤。定期的にトレーニング施設を利用し、自宅での飲酒はやめます。しかし、不規則な食生活の改善は仕事の都合で難しいようです。
■猛虎さん 熊本市、公務員。五十三歳。最近、睡眠時無呼吸症候群と診断された。「この十年間で二〇キロも太った。まずは食習慣を改善する」
 ゆっくり食事間食は減らす

 ▼ウエスト径が九七・二センチ。血清脂質と血糖値は正常ですが、高血圧症の治療中なのでメタボリック予備群に入ります。身長一七〇センチで体重八〇・五キロは太りすぎです。

 血圧や体重を手帳に記入するなど自己管理できていますが、それが成果につながっていません。「毎日晩酌する。飲むとつい食欲が出てしまう」と反省の弁。また、ひざに痛みがあり、長時間歩けないのも運動不足を招いていました。

 今後は週に二日は飲酒をやめ、その日は夕食後にスポーツ施設で自転車運動をします。食事はゆっくりと、仕事中の間食を減らすのも大切です。
■拓郎さん  合志市、営業マン。五十二歳。「仕事が忙しくて、長いこと運動していない。通勤や仕事の移動も車ばかり」
砂取小の児童
  86キロの体重4キロ減を目標に

   ▼ウエスト径が九七・五センチ、血糖値も基準値を超過。高血圧症の治療中でメタボリックシンドロームに該当します。「体重減が必要とは分かってるけど、意志が弱くて実行できない。今回も三日坊主になるんじゃないかなあ」と本人。体を動かす時間が少ないのも大きな問題点でした。

 内臓脂肪を減らすことで血液の状態も改善できるようです。運動と食事量のコントロールで、一日三〇〇キロカロリーのバランス改善を目指します。夕食ではご飯のおかわりをやめ、毎週土曜日にはスポーツ施設でトレーニング。そのほか、仕事や日常生活の中で歩く時間を増やすことにしました。

 目標は、現在八六キロの体重を四キロ減らすこと。それでも理想体重には届きません。コースが終了後も改善プランを続ける必要があります。

熊本日日新聞2007年2月9日朝刊

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