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熊日で活躍する先輩たちからのメッセージです。

熊日で働く 
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魚住有佳(社会部)
高橋俊啓(上天草支局)
岩瀬茂美(編集二部)
森 敬博(営業部)
西田尚史(販売二部)
高村恭三(営業企画部)
内海正樹(社会部)
河内正一郎(暮らし情報部)
福山聡一郎(熊本総局)
吉野 透(営業部)
寺本幸大(編集三部)
木村恭士(編集三部)
座談会

魚住有佳 社会部 2006年4月入社
2006年4月から現職

 入社して1年半。事件事故のニュースを追い掛ける警察担当として日々奔走しています。「追い掛ける」とは決して比喩ではありません。消防局の火災発生の連絡や警察署無線、パトカーのサイレンなどを聞きつけ、取材の一報をつかみ現場に向かうのです。「何があったんですか?」。事件事故の発生直後は詳しいことを教えてもらえないこともしばしば。それでも少しでも新たな情報をつかむため、警察担当の記者は日中は警察署内を、夜は警察官の自宅を回りながら、地道な人間関係を築いていきます。

 「言えない」「知らない」「出ていってくれ」。これまで何百回と現場や警察署であしらわれてきました。事件事故や火事取材は20行程度のベタ記事になることが大半で、署名も載らないとても地味な仕事です。けれど、その短い記事の向こうには生身の人間の生死や被害があるのです。「自分の記事で少しでも社会から悲しみがなくなれば」。そんな熱い志を持っている方は、ぜひ社会部に来てみて下さい。きついことも多いですが、忘れられない取材や人との出会いがあると思います。


原稿執筆をする魚住有佳さん

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高橋俊啓
上天草支局 1998年4月入社
社会部、玉名総局などを経て2005年3月から現職

 「なぜ新聞記者になったとですか?」職場体験で支局を訪れた中学生に聞かれ、就職活動を目前にした大学生のころを思い出しました。ちょうどあなたと同じ時です。

 特段、新聞に興味があるわけではなかった。国語より数学が得意。弁護士があこがれでした。テレビ局に勤務する先輩に会ってマスコミに興味を持ち、高校球児の時、自分を取り上げた、わずか二十行の記事を何度も読んだことを思い出しました。それが熊日でした。

 「特ダネ書いたら、いくらですか」と別の就職セミナーで聞かれたこともあります。入社時の私も「どれだけうれしいかなぁ」と想像しました。実際は違いました。

 ある小学校で「事件」が起きました。小学三年の女の子が被害者。しかし、なかなか関係者は話しをしてくれない。かき集めた情報が一本の糸でつながった時、胸が締め付けられるような思いで記事にしました。

 加害者は職を失い、小さな町にマスコミがあふれました。記事を書くことの重さを思い知り、重苦しい気持ちにもなりました。

 記事を書いてから約一カ月後、被害者の父親から電話がありました。取材を拒んだ人でした。「(記事になってから)学校などが対応してくれて娘がいつも通りに戻った。記者さんのおかげです。」心が震えました。

 真実に迫ったり、同じ時に生きる人の心に寄り添う仕事です。年々、書くことが怖くなる一方です。それでも、喜んでくれたり、厳しい意見をもらったりと、自分の記事に反応があることに、やりがいを感じます。

 テレビやインターネットが台頭する中、新聞は古い印象があるかもしれません。でも、活字がある限り可能性を秘めた分野と思います。新しい時代の新聞をともに作りませんか―。

ダイコン生産者に取材する高橋俊啓さん

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岩瀬茂美
編集二部次長 1988年4月入社
地方・都市圏部、天草総局、社会部、荒尾支局などを経て2007年3月から現職

 凶悪な事件、悲惨な事故、表面化した企業犯罪、偉大なスポーツ記録の達成もあれば、心が温まる話題も。こうした膨大な熊本、全国、世界のニュースが大量に集約され、数十ページの新聞が毎日出来上がります。記者が取材した記事をどの紙面に盛り込むか、どう展開していくか、その採否を判断する役割を担っているのが、編集本部の仕事です。

 その日のトップニュース数本が並ぶ「1面」、時代を映す事件や企画記事などが盛り込まれた「社会面」、熊本県内の地域に密着した「ローカル面」、テーマ別に特集された「暮らし面」など、各紙面には、それぞれの性格があります。インターネット普及で膨大な情報があふれている状況の中で、新聞の役割は、発掘したニュースをより掘り下げ、背景を検証していくことが求められています。より立体的に編集して読者に「伝える」ためにも、「編集者の目」を磨くことが必要です。

 編集本部では集約した原稿や写真を選択し、各面に割り振り、その記事の価値を決めます。どこの新聞社も基本的に紙面を15段で構成していますが、見出しの大きさがその記事の価値です。扱いを決めたら、「読ませる」見出しと工夫したレイアウトを考えるのが編集者の腕の見せどころ。ベタ記事でも気は抜けません。

 選んだ記事はコンピューター端末で組み上げ、ミスをチェックすれば完成。でも、降版締め切り間際に大ニュースが飛び込んできたり、野球やサッカーの試合がもつれて時間が迫り、胃がきゅっとなることもしばしばです。入社20年になりました。警察回りなどを振り出しに、社会部や県内の支局、現在の編集記者の仕事を行ったり来たりしていると、あっという間でした。水俣病や労働・雇用などの専門テーマのほか、選挙報道や行政など取材対象はさまざま。リスペクトするミュージシャン取材で舞い上がったり、夏の甲子園取材で熱くなったりした経験も。どの担当の仕事でも、コツコツと一人で取材を重ねることもあれば、チームプレーもあります。数年前、30代の生き方を描いた連載「30代の地図」は30人の記者が参加した企画でした。

さて、断片的に20年を振り返りましたが、「伝える」という報道の仕事の魅力を伝えることは簡単ではありませんね。

かつて「仕事」をテーマとした取材で、多くの職業人の話を聞いたことがあります。その取材を通じて、どう働くかとは、どう生きるかということなのだという実感を深くしました。作家村上龍さんは「仕事・職業が現実という巨大な世界の入り口なのだと思う」と述べています。「入り口」の向こう側できっと、自分の可能性を広げることができる、と思います。


紙面レイアウトを打合せする岩瀬茂美さん

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森 敬博
営業部 2004年4月入社
2004年4月から現職

 「部長代理、いらっしゃいますか」

 月曜の朝。営業部員の一週間は、広告主や広告会社にアポを入れることから始まります。記者だけでなく営業も、情報収集が命です。広告主や広告会社から入ってくる情報をうまく組み立てつつ、広告主へ様々な提案をして売上を作るのが私達の仕事です。

 朝刊・夕刊に限らず弊社は、実に様々な情報媒体を発行しています。これらの広告で売上を作っていくわけですが、逆に言うと、売上にさえなればいろんな形でモノづくりに参加できます。記事制作班やデザイナーなど沢山の人とやり取りを繰り返します。出来上がった商品を広告主に提案し、そして協賛を引き出せた時は、なんともいえない充実感がありますね。

 弊社に限らず営業部門は、売上を達成するという意思と行動力が求められますが、やろうと思えばいろんな事ができる職場です。人とのコミュニケーションを通して成長を実感できる部署だと思っています。やる気のある方はぜひ挑戦してみてください。

広告会社と電話で打合せする森敬博さん


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西田尚史
販売二部 1996年4月入社
広告局業務推進部、販売局熊本市圏部などを経て2007年3月から現職

 さっそく質問ですが、ひと月の新聞購読料を知っていますか。

 販売局では、私たちの「商品」である新聞の部数を管理、また商品を日々安定的に販売センター(熊本県下143店)に供給し、より多くのお客様に末永くご愛読いただくための企画立案・運営に取り組んでいます。いわば、メーカーのCS・販促部門です。

 ここには、お客様の心をくすぐる「仕掛け」づくりに真剣に向き合っている仲間たちがいます。

 例えば、懸賞企画や古新聞の回収サービスをはじめ、オートロックマンションの階上配達サービス、販売センター単位での地域密着型イベントやミニコミ(情報紙)の企画。時には、お客さま向けツール(カレンダー、ダイアリー、うちわ他)や販促広告(本紙、テレビ、ラジオ、インターネット、チラシ)の制作も手がけます。

 毎月3,007円(朝・夕刊セットで3,364円税込み)の購読料以上に価値観を高め、顧客ニーズに応える企画展開には、各人のクリエイティブでタフなセンスとチームワークが欠かせません。

 心から笑い、感動できるセンスマンのあなたとチームを組める日を楽しみにしています。

号外を手渡す西田尚史さん

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高村恭三
営業企画部兼地域マーケティング室委員 1990年4月入社
広告局業務推進部、東京支社、開発部などを経て2003年3月から現職

◎紙面という「枠」を超えること
 私たちの仕事は、一言で表現しにくいものです。

 あえて言うならば、企業や行政の課題解決(ソリューション)という言葉が最も近いかもしれません。キャンペーン等の企画の立案、フォーラムに代表されるイベントの実施、会員組織の構築や新媒体の立ち上げなど、その業務は非常に多岐にわたります。近年は、消費者の購買行動や市場の調査・マーケティングに対するニーズも増えており、その分野も重要な構成要素の一部となっています。

 新聞社の中にありながら、紙面の枠にはとどまらず、ある意味、はみ出した領域で仕事をしています。そのため求められるのは、想像力に加え、様々な人と折衝するコミュニケーション力、多くのニーズや機能を調和させ、コーディネートする力です。また、どれだけ多くの“引き出し”を持っているかが問われるため、日ごろから情報収集とスキルアップは欠かせません。日々、活動領域が広がり、自身の成長が実感できる仕事です。

◎変化の時代、変革の当事者として
 メディア環境が変化し、生活者の購買行動・情報摂取行動も大きく変わっています。従来の「リーチ」から、「ターゲット」重視に、一方的な情報伝達から双方向のコミュニケーション醸成にと、市場の広告に対するニーズは、年々高度化し複雑化しています。

 皆さんの中には、マス広告、特に新聞広告は「時代遅れのもの」といった見方をされる方も居るかもしれませんが、その認識は、少なくとも地方紙においては正確なものではありません。

 私たち地方紙は、エリアの中での圧倒的リーチとくまなく張り巡らされたネットワークを持っています。加えて、読者・地域との信頼という、長い年月に培われた何にもまして強力な資産があります。また、未活用のインフラも社の内部及びその周辺に数多く存在しています。近年、新聞広告の世界で、地方紙の積極的なチャレンジが注目されてるのも、新たなビジネスモデルを構築するための資産を内包していることの表れではないかと思います。

新聞広告の歴史は古く、明治3年発行の日本初の日刊紙「横浜毎日新聞」にも広告が揚載されていたといわれています。以来、長年にわたり続けられてきた伝統的なビジネスモデルを、当事者として新たな発想で変革するチャンスが目前に広がっています。

 新聞広告の仕事はこれからが面白い、私はそう思います。

地域マーケティング室で打合せする高村恭三さん


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