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菊池渓谷、来春の再開目指す 態勢整わず年度内見送り 2017年10月07日

菊池渓谷、来春の再開目指す 態勢整わず年度内見送りの写真、図解
熊本地震の被害から復旧した菊池渓谷の広河原付近の斜面=菊池市
 行政や民間でつくる「菊池渓谷を美しくする保護管理協議会」(会長・江頭実菊池市長)は6日、昨年4月の熊本地震で被災して以来1年半にわたり閉鎖が続く観光名所「菊池渓谷」について、本年度内再開の見送りを決めた。観光客の受け入れ態勢が十分に整わないと判断した。

 渓谷は本震で遊歩道(片道約1キロ)の最深部、広河原[ひろがわら]付近の左岸が大規模崩落。主要アクセス道の県道阿蘇公園菊池線も、のり面が崩落した。いずれも復旧が進み、渓谷内の土砂・倒木の撤去や斜面修復は完了。県道も6月に、日中の片側交互通行が可能になった。

 6日、市役所であった同協議会臨時会(非公開)で、関係者が再開の是非を協議。出席者によると、「宿泊客が減るなど影響が広がっている。早期再開した方がいい」との意見が多数出た。

 一方で、「一部駐車場が使えず、渓谷内の安全整備が完全ではない」「観光客が押し寄せて入山できないケースが出たら、逆効果だ」など懸念する声も上がり、最終的に全会一致で再開見送りを決めた。

 終了後、江頭会長は「渋滞で緊急車両が通れなくなるリスクもある。中途半端に再開するより、来春の完全オープンを目指し整備を進める」とした。

 菊池渓谷は例年4~11月に入山解禁。観光客は減少傾向にあったものの、年間22万5千人(2015年度)は市内観光地では突出している。これまで民間の商工、観光団体は早期再開を市に要望。紅葉シーズンを前に、旅行業社などから再開時期の関心が高まっていた。(高宗亮輔)


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