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阿蘇火口見物、再開へ着々 爆発的噴火から1年、報道公開 2017年10月06日

阿蘇火口見物、再開へ着々 爆発的噴火から1年、報道公開の写真、図解
湯だまりが見える阿蘇中岳第1火口の火口縁を視察する県や阿蘇市などの関係者=5日、阿蘇市(小野宏明)
阿蘇火口見物、再開へ着々 爆発的噴火から1年、報道公開の写真、図解
手すりなどが壊れたままの「火の国橋」=5日、阿蘇市(小野宏明)
阿蘇火口見物、再開へ着々 爆発的噴火から1年、報道公開の写真、図解
噴火で被災した阿蘇山ロープウエーの火口西駅。損壊した建物の中にゴンドラが見えた
 立ち入り規制が続く阿蘇中岳第1火口周辺が5日、3カ月ぶりに報道陣に公開された。昨年10月8日の爆発的噴火から1年。一帯を覆っていた大量の降灰や噴石の除去は進み、損傷した火山ガス検知器の工事も始まり、来春の火口見物の再開に向け前進している。

 現在、中岳の噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)だが、安全対策上の理由で火口から1キロ以内は立ち入りできない。

 公開は7月1日以来。火口近くの駐車場と見物エリアとをつなぐ長さ10メートルの「火の国橋」や退避壕[ごう]、ロープウエー駅舎は損壊したままだが、同エリアを覆っていた厚さ60~70センチの降灰や大小の噴石は環境省が除去した。

 姿を現したアスファルトには無数の穴が開き、噴火の威力を感じる。ただ、名残は薄れ、7月にも訪れた報道陣からは「噴火の臨場感は消えた」と複雑そうな声も。火口をのぞくと、鮮やかな緑色の湯だまりが見えた。

 火の国橋は来年度復旧予定で、来年3月を目指す見物再開までに救急車も通れる仮設橋を同省が整備する。阿蘇市が「噴火の実態を伝え、防災にも役立てたい」と要望し、エリア内に直径約1メートルの噴石2個が保存される。

 火口縁などに6基設置され、安全確保の要となるガス検知器は8月に復旧工事が始まり、配線や高圧電線とつなぐ変圧器の設置工事が進んでいる。11月中に電源を復旧させ、年明けに作動試験に入る計画だ。同省は「来年2月末の完了予定だが、できる限り前倒ししたい」と意気込んだ。

 この日、改正活火山法(活動火山対策特別措置法)に基づき県が設置した火山防災協議会の委員21人が視察。会長の蒲島郁夫知事は「阿蘇火山の素晴らしさをあらためて感じた。安全対策が早く完了し、多くの観光客に楽しんでもらいたい」と待ち遠しそうに話した。(岡本幸浩)


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