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宮城で被災の小学生 第8師団にお礼の手紙 2017年09月08日

宮城で被災の小学生 第8師団にお礼の手紙の写真、図解
東日本大震災で陸上自衛隊第8師団の隊員に助けられたことに感謝し、お礼の手紙を送った金野輝琉君。迷彩服に身を包み、「人の役に立てる自衛官になりたい」と夢を掲げる=宮城県南三陸町(家族提供)
宮城で被災の小学生 第8師団にお礼の手紙の写真、図解
東日本大震災から3カ月後の金野輝琉さん。当時4歳だったが、自衛隊員との心の交流がずっと胸に残っていた=宮城県南三陸町(家族提供写真)
 陸上自衛隊第8師団(司令部・熊本市)に8月上旬、宮城県南三陸町の小学5年生、金野輝琉[こんのひかる]君から1通の手紙が届いた。2011年の東日本大震災でお世話になったことへのお礼の手紙。「助けてくれた方々のようなりっぱな自衛官になりたいです」。同封の写真には、迷彩服に身を包んで敬礼する金野君の姿があった。

 震災時、4歳だった金野君。同町で唯一被害を免れた地区だったが、停電や断水が続き不自由な生活を強いられた。

 母まゆみさん(43)が当時4カ月の弟の世話や家事などで構ってやれない中、金野君は自宅から徒歩3分の集会所で給水支援を実施していた第42普通科連隊などの隊員の元に通うようになった。

 「73式大型トラックに乗せてもらって、いろいろ説明してくれたことを今でも覚えている」と金野君。昨年の「2分の1成人式」で書いたまゆみさんへの手紙で、自衛官になる夢を打ち明けたという。熊本地震後は「助けてもらったお返しをしたい」と言って熊本行きをねだった。

 「熊本の部隊」としか知らなかった金野君は今夏、町役場で部隊名を調べ、便箋2枚に思いをつづった。「自分の町はずいぶん変わってしまいましたが、明日に向かって一歩ずつ進んでいます。自分もこれから頑張りますので、自衛官の皆さんもお体に気をつけて頑張って下さい」

 通信販売で迷彩服などを購入し、インターネットから録音した起床、消灯ラッパで寝起きする金野君。国旗掲揚台を手作りし、朝夕揚げ降ろしする念の入れようだ。

 「人の役に立ちたいという思いはわが子ながらすごい。背中を押してあげたい」とまゆみさん。7年越しの思いを伝えた金野君は「感謝の思いが伝わってよかった」と照れ笑いした。(福井一基)


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