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初の写真集、渾身の“寝た(ネタ)” 寝たきり芸人・あそどっぐさん 2017年09月01日

初の写真集、渾身の“寝た(ネタ)” 寝たきり芸人・あそどっぐさんの写真、図解
阿曽さんの自宅で撮影する写真家の越智貴雄さん(左)=6月、合志市
 合志市の寝たきり芸人「あそどっぐ」(本名・阿曽太一)さん(38)の初の写真集「あそどっぐの寝た集」が刊行された。パラリンピックスポーツの写真家・越智貴雄さん(38)=東京=とのコラボレーションで、渾身[こんしん]のネタを披露。阿曽さんは「僕のお笑いの最高傑作」と喜んでいる。

 筋肉が萎縮し、動かなくなる「脊髄性筋萎縮症」でストレッチャー生活を送る阿曽さんの日常だけでなく、東京や大阪、石川などの各地でもコスプレ撮影を敢行。撮り下ろし写真に「子ども用プールで溺れます」「タクシーを待っていると救急車を呼ばれます」などの言葉を組み合わせた。障害者に対する先入観をテーマにしたショートコントなども収録している。

 「パラリンピアンの表現力の高さに引かれた」と、シドニーパラリンピックから撮影を続けている越智さんは、テレビで阿曽さんの自虐コントを見て以来のファン。正月には、東京パラリンピックを機に阿曽さんが脚光を浴び、2021年の紅白歌合戦でコントをするという初夢を見た。「障害者に対するイメージを覆す起爆剤にしたい」と思いを込めてシャッターを切った。

 撮影は半年間に及んだ。「真剣勝負のはずなのに、笑いながらの撮影は初めてだった」と越智さん。阿曽さんは「300キロの砂を部屋に運んだことと、小国町の鍋ケ滝まで100段の階段をストレッチャーで上り下りしたことは印象深い。体調を崩さなかったのは奇跡」と振り返る。

 「クラスで小学生が回し読みをするように、いろんな人が気軽に手に取ってほしい」と話す阿曽さん。「次は大人向けのエロスあふれる写真集を」と第2弾にも意欲をみせる。A5判、112ページ。白順社・2020円。(熊川果穂)


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