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漱石の第6旧居補修開始 全国の関係者が寄付 2017年04月21日

漱石の第6旧居補修開始 全国の関係者が寄付の写真、図解
2階の壁などを補修中の夏目漱石第6旧居。手前は管理者の磯谷精一さん=19日、熊本市中央区
 県文化協会は、熊本地震で被災した夏目漱石第6旧居(熊本市中央区北千反畑町)の補修工事を始めた。旧居は民間の所有だが、懸案の現地保存に向け、今年中にも旧居取得の筋道をつけたい考えだ。

 漱石は熊本での最後の約4カ月間を第6旧居(木造2階建て)で暮らした。敷地面積は約610平方メートル、延べ床面積約140平方メートルで、2階に当時の漱石の書斎が残る。家主のひ孫に当たる大阪市の男性が現在所有し、6年前から空き家になっている。

 昨年の熊本地震では建物の玄関付近や内部の土壁がはがれたり、ひびが入ったりした。文化協会は今月から補修工事を始め、1カ月程度で終わる見込み。費用は約2百万円。地震後、全国の文化関係者らから寄せられた募金でつくる「がんばろう基金」から支出する。協会の吉丸良治会長(78)は「被害を広げないため補修工事を始めた」と言う。

 文化協会や県内の各界トップらでつくる「夏目漱石文化振興推進会議」は昨年、旧居の保存運動を本格化させたが、地震でいったん足踏み状態となった。

 所有者の叔父で、旧居を管理する近くの磯谷精一さん(83)は「熊本の文化遺産として継続的に残してもらえるよう、公の機関に譲りたい」との意向だ。

 推進会議の会長でもある吉丸さんは「旧居取得に向けて、早急に県内の経済団体に資金協力を呼びかけ、継続した管理と活用方法を考えていきたい」と話している。(飛松佐和子)


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