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96歳と73歳、国境越え 日伊結んだ「師弟婚」 2017年04月19日

96歳と73歳、国境越え 日伊結んだ「師弟婚」の写真、図解
コンサート本番に向け自宅で練習中の滝本さんと大代さん=熊本市中央区
96歳と73歳、国境越え 日伊結んだ「師弟婚」の写真、図解
イタリアと熊本でやりとりしたカセットテープと楽譜
 県の音楽界をけん引してきた96歳の作曲家滝本泰三さんと、イタリアで活躍した73歳の声楽家大代了子さんが50年の師弟関係の末、近く結婚することになった。22日には仲間たちを集め、熊本市内でウエディングコンサートを開く。

 滝本さん(神戸市出身)は妻と死別。県内で音楽教師を務める傍ら、多くの作曲を手掛け、県芸術功労賞や県民文化賞、熊日賞などを受賞している。山鹿市出身の大代さんは独身で、長くイタリアで音楽活動を続けてきた。

 2人は50年前に知り合い、大代さんが滝本さんを師と仰いだ。師弟としての関係が続いたが、2人とも人生を一緒に歩む相手とは想像さえしなかったという。

 8年ほど前、大代さんがイタリアから滝本さんに掛けた1本の電話で、運命が動きだした。「私のために曲を書いてほしいんです」

 滝本さんは「(その電話で)恋をしてしまったというか…。曲を作らずにはいられなかった」と振り返る。新曲ができるとカセットテープにピアノ演奏を録音し、楽譜と一緒にイタリアに届けた。この間、約200曲を作曲。大代さんは一つ一つに、題名と歌詞を付けて送り返した。

 今年2月、滝本さんが国際電話でプロポーズ。大代さんは「はい」と即答し、荷物を整理して熊本に帰ってきたという。新婚生活の準備に忙しい滝本さんだが、「これからも人を愛する歌を作りたい」と意欲的。

 ウエディングコンサートでは、イタリアと熊本の間で互いを思って紡いだ20曲を披露する。2人は「私たちは若くないけれど、音楽で希望を与えることはできると思う」と口をそろえる。

 問い合わせは小出さん(ソルト・ファーム塩工房内)TEL096(355)4140。(立石真一)


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