くまにちコム:熊本のニュース速報なら熊本日日新聞

サイトマップ


くまにちコム トップ > 熊本のニュース > みなし仮設で孤独死3人 県と熊本市調査


地域ニュース

みなし仮設で孤独死3人 県と熊本市調査 2017年04月18日

 熊本地震の「みなし仮設住宅」で1人暮らしの男女13人が死亡していた問題で、県は17日、このうち熊本市東区の40代女性、西区の80代女性、東区の70代男性の3人が誰にもみとられずに亡くなったとする調査結果を発表した。いずれも友人や親族らが日常的に安否を確認していたが、死後数日たって発見された「孤独死」だった。

 みなし仮設住宅での孤独死が判明したのは初めて。3月下旬には益城町の応急仮設住宅で61歳の男性の孤独死が確認されており、熊本地震の被災者の孤独死は少なくとも4人となった。

 県や熊本市によると、40代女性は昨年7月、ほぼ毎日連絡を取っていた友人が死亡2日後に発見。80代女性は9月、親族が訪ねたが応答がなく、翌日に警察官が立ち会って鍵を開け、見つかった。70代男性は12月、市の地域支え合いセンターの職員が訪ね、2日前からの新聞が残っていたため警察に通報。室内で亡くなっていた。いずれも病死だった。

 13人は、親族が死亡を理由にみなし仮設からの退去を連絡してきたケースで、県が4月上旬、関係6市町に死因や経緯などの調査を要請していた。他の10人は入院中や救急搬送後に亡くなっていた。

 この13人とは別に、熊本市は12日、みなし仮設住宅で1人暮らしだった同市東区の70代女性の死亡を確認。状況を確認している。

 県によると、県内の仮設住宅で1人暮らしの高齢者は少なくとも2100世帯。市町村は定期的な見守りが必要かどうかを見極めるため、訪問や文書、電話で健康状態などの聞き取りを急いでいる。

 蒲島郁夫知事は「1人暮らしの方が亡くなる事案の発生は残念。今後とも市町村と連携し、重層的な見守り活動を続けたい」とコメントした。(並松昭光)


熊本のニュース記事一覧



個人情報保護方針著作物の利用についてお問い合わせ

↑このページの先頭へもどる


「くまにちコム」に掲載の記事、写真等の無断転載は禁じます。著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。

Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun