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南阿蘇鉄道、復旧に最大70億円 国交相 2017年04月16日

南阿蘇鉄道、復旧に最大70億円 国交相の写真、図解
犀角山(手前左)の土砂崩れで橋に大きな負荷がかかっている第一白川橋梁。奧の北向山にも土砂崩れが見える(小型無人機で撮影)=12日午後、南阿蘇村(谷川剛、堀江利雅)
南阿蘇鉄道、復旧に最大70億円 国交相の写真、図解
 石井啓一国土交通相は16日、熊本地震で被災した南阿蘇鉄道(高森町)の全線開通に必要な復旧費が最大約70億円に上るとの調査結果を明らかにした。被害が大きかった第一白川橋梁[きょうりょう](南阿蘇村、166メートル)は架け替えが望ましいと判断、工期は5年程度かかる見通しを示した。

 被災直後に同鉄道が概算した復旧費は最大50億円だったが、国の調査で第一白川橋梁などの深刻な被害が判明し、大幅に膨らんだ。

 復旧費の内訳は、第一白川橋梁に40億円。土砂崩れで橋脚や橋台の部材が折れたり曲がったりしており、部材を再利用しながら同じ場所で架け替える。高森側出口付近約40メートルが横ずれした犀角山[さいかくやま]トンネル(同村、125メートル)は、横ずれ部分を撤去し、復旧する。内部のひび割れなどが確認された戸下[とした]トンネル(同村、904メートル)と合わせた費用は約20~25億円で、3年程度の工期を見込む。

 残りの橋梁や斜面崩壊などは1年程度で復旧でき、費用は約5億円とした。

 南阿蘇鉄道は地元5町村とJA阿蘇が出資する第三セクターで、巨額の復旧費は財政基盤の弱い地元自治体には負担が大きい。同省では、東日本大震災で被災した三陸鉄道(岩手県)の支援スキームも参考に、国の補助率かさ上げや地元負担部分への交付税措置で、自治体の実質負担を5%程度に抑える案が浮上している。

 財政支援について石井国交相は同日、「鉄道会社や自治体と協力し、早期復旧に向けどういう支援ができるか検討する」と述べた。

 同鉄道は立野(南阿蘇村)─高森(高森町)の17・7キロ。昨年7月、比較的被害が小さかった中松(同村)─高森(7・2キロ)の運行を再開した。(太路秀紀)


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