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動物「管理」から「愛護」 県がセンター名変更 2017年03月21日

 蒲島郁夫知事は20日、県動物管理センター(熊本市東区)の名称を、4月1日から「県動物愛護センター」に変更すると発表した。センターはこれまで、県内の保健所が収容した犬や猫を殺処分する施設だったが、今後は引き取り手を見つけるために保護する動物愛護の拠点へと転換を図る。

 15年前から「殺処分ゼロ」を掲げて活動する熊本市動物愛護センターを参考にする。県も「殺処分ゼロ」を目標とするが、病気感染や人に危害を加えるなど、やむを得ない場合は動物愛護ボランティアらの意見を聞き、殺処分の可否を決める。

 県は4月中に、ボランティアや獣医師会代表、熊本市のセンター職員ら約20人で新たな協議会を設立。具体的なセンターの運営方針について、定期的に議論する場にする。

 合わせて予算や人員も強化。2017年度は業者への業務委託費(約9700万円)とは別に約1500万円を確保し、「猫舎」の整備などに充てる。センターに収容した犬猫の体調を管理するため、県の獣医師を定期的に派遣する。

 同日、センターを視察した蒲島知事は「名前が変われば組織の心の持ちようが変わる。“役所文化”では大きな意味を持つ」と意義を強調した。

 「殺処分ゼロを目指す」方針は、昨年12月に策定した県政運営の基本方針「熊本復旧・復興4カ年戦略」にも記載。県による殺処分は、熊本地震後に「被災ペット」保護のため一時停止したこともあり、16年度は犬猫計126匹(2月末)と10年前の70分の1に減少した。

 センターと県内10保健所では19日現在、犬149匹、猫47匹を保護している。(太路秀紀)


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