【バグダッド21日共同】橋本聖子外務副大臣が21日、イラクの首都バグダッドを事前発表なしに訪問、マリキ首相と会談した。イラクの人道復興支援を続けてきた航空自衛隊が撤収したことを受け、副大臣は今後もイラク復興に協力する日本政府の立場を表明。マリキ首相は「自衛隊派遣を通じて日本が果たした多大な貢献に感謝する」と述べた。

21日、イラクの首都バグダッドで会談する橋本外務副大臣(左)とマリキ首相(共同)
橋本副大臣はアブドルマハディ副大統領とも会談。副大臣は、来年1月31日のイラク地方選に、日本が監視団を派遣する用意があることも伝えた。
日本政府要人がイラク入りするのは、今年6月の甘利明・経済産業相(当時)以来。
約5年間の自衛隊の支援活動が終了し、日本政府による無償資金協力も一段落することで、イラク戦争開戦後の両国関係は節目を迎えている。
副大臣は会談で「長期的、戦略的パートナーシップを強化し、今後もイラクの復興や安心、安全な暮らしづくりに協力する」と述べ、円借款などの開発援助や技術協力を通じて関係強化を図る立場を強調した。
副大臣によると、マリキ首相はイラクの油田開発に日本企業が参入することに強い期待を表明。副大臣は「期待に応えられるよう、官民一体となって取り組みたい」と応じた。(共同)
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