不破哲三前共産党議長の実兄で元党副委員長の上田耕一郎(うえだ・こういちろう)氏が30日午前6時28分、慢性呼吸不全のため都内の病院で死去した。81歳。神奈川県出身。葬儀は親族のみで執り行い、後日「お別れ会」を開く。
死去した上田耕一郎氏(元参院議員、元共産党副委員長)
東大在学中に共産党に入党。1957年から3年間、当時住んでいた東京・中野で地区委員などを務め、平和運動に取り組んだ。64年から党中央委員会に勤務。「前衛」編集長や「赤旗」編集局長を経て党政策委員長に就任、理論・政策の責任者として党を支えた。76年には副委員長に選出された。
74年から参院東京選挙区で連続4回当選。田中角栄元首相の金脈問題やロッキード事件、金大中事件、沖縄施政権返還に伴う核密約問題などで鋭く政府を追及した。98年の議員引退後も2006年まで副委員長を務め、作家の大江健三郎氏らが護憲平和を訴える「九条の会」の設立にも尽力した。(共同)
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