麻生太郎首相は22日夜、インドのシン首相と官邸で会談し、対テロや核不拡散など安全保障協力を促進する行動計画の策定を盛り込んだ「安保共同宣言」に署名した。麻生首相はデリーとムンバイ間の貨物専用鉄道建設計画に対し、円借款では他国も含め単一事業として過去最大の約4500億円を支援する方針を表明した。
安保共同宣言などの署名を終え、文書を交換して握手するインドのシン首相(左)と麻生首相=22日夜、首相官邸
2国間の安保共同宣言は2007年のオーストラリア以来。両首脳は会談後「価値と利益の共有」に基づくアジア地域での協力が柱の「戦略的グローバル・パートナーシップの前進に関する共同声明」を発表した。
国際社会で存在感を増しているインドとの間で安保、経済など広範な分野で関係強化を図る背景には、軍事的に台頭する中国へのけん制の意味合いもありそうだ。
安保宣言ではテロリストに対する資金供与の疑いがある取引の情報共有、自衛隊とインド軍を含む外交、防衛当局間の戦略対話の強化なども盛り込んだ。(共同)
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