【ローザンヌ(スイス)12日共同】2016年夏季五輪開催を目指す東京の招致委員会は12日、スイスのローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部を訪れ、詳細な開催計画を記した立候補ファイルを提出した。和紙を使ったファイルを風呂敷で包んだ日本的な仕様で、計画では大会コンセプトの「世界一コンパクトな大会」をアピールする。

12日、IOC本部に提出した2016年夏季五輪立候補ファイルを手にする東京都の松田二郎招致本部次長(右)と招致委の中森康弘事務次長(左)ら=ローザンヌ(共同)
招致委は「日本国政府は、東京オリンピック組織委員会に財政赤字が生じた場合、関係国内法令に従って、最終的に赤字を補てんします」と財政保証した文書など、政府保証書も同時に提出した。
招致委の中森康弘事務次長は「(ファイルは)日本の職人が伝統技術を使ってつくったことを説明した」と話した。IOCの規定で、4立候補都市がファイルを公表できるのは13日以降となっており、東京は13日午後に都庁での記者会見で明らかにする。
オバマ米大統領の就任で追い風を受けるシカゴ(米国)も12日、1936年ベルリン五輪で陸上男子4冠に輝いたジェシー・オーエンス(米国)の孫のスチュアート氏がファイルを持参した。リオデジャネイロ(ブラジル)とマドリード(スペイン)は同日の期限に先立ち、11日に招致委幹部らが提出した。IOCも4都市すべてから期限内にファイルが提出されたと発表した。
立候補ファイルは交通、財政、競技会場などIOCが設定した17項目の質問に答える形で立候補都市が開催計画を説明。IOCはファイルを吟味した上で4-5月に4都市を順番に現地調査し、投票するIOC委員の重要な判断材料の1つとなる評価報告書を作成する。
開催都市は10月2日のIOC総会(コペンハーゲン)で決定する。(共同)
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