【エルサレム2日共同】イスラエル軍は2日、パレスチナ強硬派ハマスが支配する自治区ガザに対し、1週間連続となる空爆を行った。ロイター通信によると、昨年12月27日の大規模空爆開始以来のパレスチナ人の死者は計424人、負傷者は約2000人となった。1日の空爆ではハマスの有力幹部を初めて殺害。イスラエルのリブニ外相は1日、フランスのサルコジ大統領とパリで会談し、現段階では空爆停止に応じない考えを示した。

2日、イスラエル軍の空爆を受けたガザ北部で、破壊された自宅の前で立ち尽くす女性(ロイター=共同)
イスラエルのメディアによると、同国はハマスに停戦を順守させるための国際監視団などの設置を、停戦の条件にすることを検討している。マーリブ紙によると、ガザ地区周辺に配置された部隊は地上侵攻の準備を完了したが、侵攻作戦に前向きなリブニ外相と、慎重なバラク国防相の間で意見の相違があるという。
イスラエルは2日、結婚などで外国籍を持つガザ地区住民の退避を認め、約300人がガザからイスラエル領を経由してヨルダンに向かった。
空爆で殺害されたハマス幹部は、ガザ地区北部の責任者で政治部門の最強硬派ニザル・ラヤン氏。軍の戦闘機が難民キャンプにある自宅を爆撃した。AP通信によると、4人の妻と子供10人も巻き添えになり死亡した。(共同)
「くまにちコム」に掲載の記事、写真等の無断転載は禁じます。著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun