愛知県新城市の私立黄柳野(つげの)高校(辻田一成校長)の生徒寮に喫煙室が設置されているとして、県警が県青少年保護育成条例違反(喫煙場所の提供)の疑いで寮を家宅捜索、灰皿などを押収していたことが30日、分かった。

生徒寮に喫煙室を設置していた私立黄柳野高校=30日午後1時20分、愛知県新城市で共同通信社ヘリから
県警は学校関係者の書類送検を検討している。辻田校長は「喫煙のための部屋ではなく、禁煙につなげる教育指導としての取り組みだった」と説明している。
同校によると、山火事を防ぐため、昨年4月、4つある男子寮にそれぞれ「禁煙指導室」と名付けた喫煙室を設置。職員が、喫煙した生徒をチェックして、禁煙を指導するようしていた。寮周辺が山に囲まれ、生徒が寮の外でたばこを吸った場合、山火事の危険があるための配慮だったとしている。
校内では9月に集団暴行事件があり、県警が11月、傷害容疑で生徒5人を書類送検。聴取の際に、生徒らが寮にたばこを吸える部屋があると話したことから発覚した。同校は喫煙室を閉鎖する。
黄柳野高校は1995年に開校。不登校の生徒らを全国から受け入れている全寮制の高校で、生徒数は231人。(共同)
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